■設計について
Q
:
ツーバイフォー工法は、なぜ「91cmモデュール」なのですか?
A
:
わが国における住宅建材の普及が、旧尺貫法の関係上90〜91cm幅を基準として生産されており、建材、流通諸資材の規格に合わせたかたちなどの理由により、「91cmモデュール」が多用されていると思われます。
ツーバイフォーのたて枠間隔等の基準は、建設省告示により50cm以下(したがってモデュールとしては1mまで可能)と定められていましたが、昭和60年12月24日建設省告示第1886号により、たて枠間隔等が65cm以下(モデュールとしては130cmまで可能)と改正されました(ただし多雪地域、階数により異なる)。
告示の改正により今後は、
たて枠間隔455mmによる910mmモデュール(従来どおり)。
たて枠間隔500mmによる1000mm(1m)モデュール
たて枠間隔610mmによる約1220mmモデュール
など多様化の方向に進むのではないかと思われます。
北アメリカでは、床枠組及び壁枠組の構造体の外面から寸法を取る方法を一般的に採用していますが、わが国においても告示改正により、たて枠間隔等が650mm以下まで可能となったこと。また近年、北アメリカより針葉樹合板(構造用合板4'×8'サイズ)が輸入され合板市場に広く流通が可能となった状況により、ツーバイフォー工法として合理的な北アメリカの規準モデュールを採用するケースが多くなっています。
Q
:
ツーバイフォー住宅の屋根は、瓦は使えないのですか?
A
:
そんなことは、ありません。
ツーバイフォー工法のデザインはこの工法が育った北アメリカの風土から、必然的に洋風となり今日にいたったからです。
しかし、近年では、外観のデザインも多様化の傾向にあり、屋根材も、和瓦、スパニッシュ瓦、セメント洋瓦などが、使用されております。ただ、屋根材が、日本瓦葺きが、通常の彩色石綿ストレート板葺きと約3倍の重さがあるため、小屋組などに構造設計上の確認が必要です。
Q
:
ツーバイフォー工法と在来工法の床組の違いはなんですか?
A
:
ツーバイフォー工法と在来工法の床組の違いは、一口にいえば、床張りの配置にあります。
ツーバイフォー工法の場合にも、一階床組については在来工法的な根太・大引き・床束を使用する構成を行うことができますが、決定的に異なるのは、床下張りのレベルを一定にすることが必要条件になっていることです。これは、床組に水平力に大して、箱のふた、床に相当する構造性能をもつことを期待しているからです。
ツーバイフォー工法は、北アメリカでは、プラットフォーム・フレーム工法と呼ばれていますが、床面(プラットフォーム)が堅固になってはじめて耐力壁が有効に働くことができ、建物の水平力に対する安全性が保証されるためで、その特徴からそう呼ばれています。床下張りのレベルを一定にすることは、構造上非常に重要なことがツーバイフォー工法によって、日本でも認識されるようになり、在来工法でも同じような試みをしているのを見かけるようになっています。
図-1 ツーバイフォー工法の1階床組(大引き・束を用いた床組)
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